11.102013
食べログの口コミを集客に活用する方法
食べログは集客に使えるの?
私の顧問先にパンケーキ専門の飲食店があり、集客ツールの一つとして食べログを活用してお客様への集客を図っています。飲食店での集客の手段として、食べログやぐるなびはなくてはならないツールです。
そんな食べログの重要な要素の一つとして、「口コミ」があげられます。特にお店の評判に影響するような悪い口コミやマイナスの口コミを無料プランでは削除することができないため悩んでいるお店が非常に多いです。(有料プランで口コミを削除することが可能です)
今回は口コミのメリット・デメリットを見る側、される側の側面から分析するとともに、私の顧問先で食べログのマイナスの口コミをプラスに変えて売り上げアップさせた事例をお話したいと思います。
口コミを見る側のメリット・デメリット
良い口コミが多ければ多いほど、それが「良いものだ」という確信に繋がりやすくなりますよね。
良い商品、良いお店だからこそ、良い評価をたくさんもらっているんだろう。
だから、それを買うことには価値がある。そのお店に行くことには価値がある。
お金を払う前に口コミを見れば、悪いものを早めに選択肢から外すことができるので、
事前に口コミを見ることにはそれなりのメリットがある。
アマゾンや食べログなどのレビューって何となく見てしまいますよね。
ただ、「他人の意見は他人の主観」という事実を無視することはできない。
他人が「良い」と言っているものでも、あなたにとっては悪いかもしれない。
その逆もしかり。結局のところ、「あなたにとってはどうなのか?」というのは、
実際に商品に触れてみたり、お店に行って料理を食べてみたりしないとわからないもの。
あなたにとっては良いものなのに、他人が「悪い」と言っていると、
「あなたにとって良いもの」に出会うチャンスを逃してしまうかもしれない。
口コミは便利なものですが、そういうデメリットもある。
口コミされる側のメリット・デメリット
口コミされる側にとって、口コミはかなり大事なものになります。
良い口コミが多ければ、お店に人が来る。
口コミが口コミを呼び、広告費を掛けなくても売上が上がる。
しかし、悪い口コミが広がってしまうと、見込み客が遠ざかってしまう。
商品に触れてもらう前に、料理を食べてもらう前に、お客さんを逃すことに繋がってしまう。
それでは大きな損失に繋がるし、広告の効果も弱くなってしまいます。
良い評価がたくさん付いていれば、これが売上増に繋がります。
ただ、悪い評価が付いてしまうと、その口コミ情報は消えない。
いくら改善しても、悪い評価が付いた店や商品は、悪い評価が付いた店や商品のまま。
人から直接聞く口コミと、ネットのように「残り続ける口コミ」では、大きな違いがありますね。
生の声だと、「最近、あのお店良くなったよ!」という声が聞けますが、ネット上で「ここは最悪です」という声がどこかに残っている。
情報の扱い、扱われ方というのは、なかなか無視できない問題です。
口コミを有効活用した食べログで売り上げアップした方法
さて、口コミのメリット・デメリットを明確にしたところで、
実際に私の顧問先で売り上げアップにつなげた食べログの口コミの活用方法をお話します。
まず、口コミ内容は以下の通りです。
メニューに載っている(美肌グリーンスムージー)を頼み、飲んでみると全然冷えていない。
コップには家で作る四角い氷がすこし入っているだけで細いストローで混ぜても混ぜても冷たくならない。
冷えていたらもっと美味しかったと思うのにこれはスムージーではないです。
すごく残念でした。
このような口コミを他のお客様がもし見たら?
たぶんマイナスのイメージをもたれると思います。
しかし、本当のグリーンスムージーは酵素を活かすために冷やさないことが重要です。
(世の中のグリーンスムージーの多くが間違っているのです)
そこで、食べログに頂いた口コミに対して、
上記のようなコメントを返しました。
その結果、
- お客様の口コミに対応する親切さ
- マイナスの口コミを正確な情報でプラスに変える
といったことが可能となり、
グリーンスムージーを注文するお客様がこれ以降3倍に増えました。
マイナスの口コミを頂いてもお客様の声として、
真摯に向き合い正しく対応することでプラスに活用することが可能です。
ほんの少しのきっかけをお客様は見ているよい事例だと思いました。
少しでもこの内容がお役に立てばうれしいです。