「売上げ向上」は、業種・事業規模を問わず企業の大きな目標の一つです。
それを実現するためには、顧客に自社の商品やサービスの特徴や
他社との違い(優位性)を理解してもらうことで、選んでもらうことが重要です。
そのためのツールとして有効なのが「ホームページ」になります。
しかし現実は、ホームページを持っておられない企業もまだ数多くあり、
ホームページを持っていても利用や運用に悩んでいる企業の方が多いです。
ホームページを持っていなかったり、ホームページを持っていても
必要とされる情報が掲載されていないため顧客に見つけてもらえないのは、
自ら商機を逃しているといえます。
ではどうすればホームページを活用して売上げ向上が図れるのか??
私が実践している内容を元にご紹介したいと思います。
■アクセス解析
・訪問した顧客がどのようにWebページを遷移しているのか?
・どのページ内容に顧客が興味を持っているのか?
・訪問した際のキーワードは?
・掲載項目の整理されているか?
・情報過多に陥っていないか?
これらの内容を解析することで顧客の求めているニーズに注力した、
ホームページの改善を行います。
これだけで一人当たりの閲覧ページ数が約2.5倍に増え、
申込者が1ヶ月当たり1.5倍に増える効果がでました。
結論
「顧客に伝えるべきことを選別してアピールする」
ホームページを作り直すなど難しいことをしたわけではなく、
ページを少し修正し、掲載項目を減らして整理して、わかりやすくしただけで、売上げアップにつながります。
アピールしたいことを絞り、それがお客様のニーズにマッチできいればホームページでの営業も可能です。
■自社のウリを明確にしよう
企業のホームページでありがちですが、
社名がなければどこの企業か区別ができないホームページが多いです。
要は自社のウリが明確になっていないということです。
必要なのは基本的な企業情報や実績だけではなく、
自社の姿が見えてくること、強みを伝わるようにすることです。
例えば
・得意なこと
・特殊技術
・注力している事業など
これらのキーワードを明らかにして掲載するのです。
それだけで差別化が図れるはずですし、検索に表示される順位も上昇します。
このように、自社の優位性や強みを見つけ、その上で絞り込んだ情報発信ができれば、
ホームページを使った営業で業績を向上させることは可能です。
自社のウリは何ですか?
この質問をすると明確に答えて頂ける企業はなかなかありません。
でもすごく簡単に見つけることができます。
それは営業担当の方にどのように普段営業しているか話してもらうだけです。
なぜなら、営業する際に自社の説明をするとき、
必ず技術や実績を紹介してセールストークをするはずだからです。
その内容を図と文章でうまくホームページにまとめて掲載すればいいのです。
普段の営業で行っている内容を再現できれば価値は必ず伝わります。
(※より絞り込んで明確なメッセージを伝える必要があります)
結論
「Webでもリアルでも同じ。いつもの言葉で表現」
営業の方が話すセールストークと同じように、自社の強みを明らかにしてホームページに掲載しましょう。
■有効に活用するための運用ルール
昔はホームページ作りも高額でしたが、今は無料や、構築や更新を含めた安価なサービスもありますので、
ホームページは簡単に始められます。
大事なことは必要に応じて更新できる体制を持っておくことです。
昔のように作ったきり放置しておいても効果があった時代は終わりつつあります。
自らがリアルタイムに情報を発信する(動的)なホームページの活用が、
大きな効果をもたらすのがホームページになります。
結論
「運用し続ける体制(ルール)を作る」
定期的に更新を重ねることができるように、運用体制をしっかりと作りましょう。
売れる・引き合いのあるホームページ作成・改善法
私の得意コンテンツである「売れる・引き合いのあるホームページ作成・改善」についてまとめています。
そもそも売れるホームページとは何でしょうか??
それは反応が取れるページをさします。
それでは反応が取れるとはどのようなことをさすのでしょうか?
それはホームページを見た人にしてもらいたいことをしてもらうことです。
業種・業態によってサイトを訪問される方にしてもらいたいことは異なります。
例えば、
・資料請求や申し込みをしてもらう
・商品やサービスを購入してもらう
・自分をことを知ってもらって問合せしてもらう
・メルマガに登録してもらう
などがあげられます。
一般的に売れる・引き合いのあるホームページは、1~2%の反応率だと言われています。
(無料のサービスや商品の資料請求などであれば、2~5%です。)
売れる・引き合いのあるホームページには成功のための秘訣があります。
その秘訣は大きく分けると以下の5つになります。
①ホームページを見た瞬間に何のホームページかすぐに分かる
②商品・サービスのウリが分かりやすく説明されている
③他社の商品・サービスとの差別化されている
④証拠となるお客様の声など掲載されている
⑤代表者の写真やスタッフの写真、想いが掲載されている
①ホームページを見た瞬間に何のホームページかすぐに分かる
ホームページの中にはパッと見た瞬間、
何のホームページだか分からないことがあります。
例えばネットの世界ではメチャクチャ有名な愛○会病院のホームページは以下の通りです。
病院らしからぬホームページですね(苦笑)
もっと例を挙げたいのですが、他のホームページを否定するのもよくないので
わかりやすくイメージでお伝えするとデザイナー関連のホームページなどもそうです。
デザイナー関連の方のホームページは自社のウリであるデザイン性を重視されることが多く、
見た目がオシャレでかっこいいホームページが多いです。
しかし、ホームページの目的は問合せしてもらうなどの反応を得ることのはずです。
なのでデザイン性にこだわり何のサイトであるか分からなければ意味がありません。
イメージしてもらいやすくするためにデザイナーを例にしましたが、
デザイナーのホームページだけに言えることではありません。
それではどうすればよいのか?
それはトップページに掲載する画像・写真と訪問したお客様に認識・共感してもらえるキャッチコピーを打ち出すことです。
トップページの画像・写真は、自社のビジネスを上手く表現したものでなければなりません。
なぜなら人は、最初に文字よりも写真に目がいくからです。
また、キャッチコピーには商品・サービスの特徴や強みを一言で伝えることが重要です。
つまり、売れる・引き合いのあるホームページとは【画像・写真】と【キャッチコピー】にかかっています。
この2つがマッチしていることが一目見て何のサイトであるかを分かってもらうために重要です。
この成功事例として、
「あめみや電気」のホームページを見てください。
エアコンの画像が表示されていて何のお店かすぐに伝わります。
また、キャッチコピーに関してはコンセプトが明確です。
・誰に=山梨に住んでいる人
・何を=エアコンの取り付け、移動、修理
・どのように=即日対応、見積もり無料
このホームページであれば訪問したお客様を逃がさないですね。
②商品・サービスのウリが分かりやすく説明されている
皆さんのホームページでは、
どのくらい詳細に商品やサービスの説明をしていますか?
例えば、皆さんがお茶を売っているネットショップの運営者だとすると、
お客様に買っていただくために、どのような説明をしますか?
引き合いのあるページにするためには、
以下のような内容が盛り込まれていることが重要になります。
・お茶は種類は何ですか?
・お茶の配送手段は?
・何パック送られてくるのですか?
・配送料は地域によって違いますか?それとも無料ですか?
・何日で商品が届きますか?
・商品が欠陥品であった場合は、どのように返品するのですか?
・お茶は何種類あるんですか?
・種類ごとの値段はいくらですか?
・どのようにして飲むと美味しさがアップしますか?
・賞味期限はどこに明記されていますか?
5W1Hに沿って以上のようなことを具体的かつ丁寧に説明する必要があります。
これはホームページに限らず、通常の店頭販売でも同じです。
5W1Hで考えても良い内容が思いつかない方は、
今までお客様から質問された「Q&A」をわかりやすくまとめることで、
お客様に安心してもらうホームページにすることが可能ですので、
そちらもお試しください。
インターネットでは、商品が見えない分、より丁寧に説明する必要が出てきます。
この部分が欠けていると、ユーザーは不安になります。
このようにお話しすると、「ウチでは詳細に商品説明しているぞ!」とおっしゃる方がおられますが、
ストレートな言い方で大変申し訳ありませんが、その場合
売っている相手が悪いか、商品が悪いかのどちらかです。
要は訪問されたお客様に共感(私事と認識)してもらうために、
根本的なコンセプトとターゲットを明確にするということです。
この部分を意識して、分かりやすく、そして丁寧に商品・サービスの説明をしましょう。
③他社の商品・サービスとの差別化されている
まず皆さんに考えて欲しいのは、皆さんのホームページ上で提供している商品やサービスの強みが何なのかご自身で理解していますか?
もし理解しているのであればためしに箇条書きで10個挙げてみてください。
ホームページ上で強みや特徴を記載する方法とて以下のように
特徴や強みを箇条書きにしていく「ブレッド式」があります。
①○○○○○○○○
②△△△△△△△△
③□□□□□□□□
皆さんのホームページでは、商品やサービスにどのような特徴があるかが訪問された方に訴求できていますか?
また、その根拠をきちんとデータや事例で示していますか?
世の中には数多くのホームページであふれており、
ユーザーが商品やサービスを購入する際にホームページを見て比較検討するようになりました。
そのため他社との差別化が非常に重要になります。
それではどのように他社と差別化すればよいのか??
例を挙げてお話してみます。
例えば、トースターを売っている仮定します。
その商品の特徴や強みが以下の3つだとします。
1.両面を焼くことができる
2.1分で焼ける
3.デザインが可愛い
上記の内容をホームページにまとめて書いているだけでは終わってしまっては、ただの商品説明となってしまいます。
ではどうすればよいのか?
その際に重要なポイントが「お客様への便益(ベネフィット)」です。
簡単に言えばあなたが提供する商品やサービスの特徴や強みが、お客さんにとってどのようなメリットがあるのか?ということです。
その内容をきちんと文章で明記する必要があります。
例えば以下のようにお客様への便益を言い換えてあげるとどのように感じますか?
1.両面を焼くことができる
⇒サクッとした食感が楽しめる
2.1分で焼ける
⇒時間がない朝でもすぐに朝食が取れる
3.デザインがオシャレ
⇒お部屋のインテリアとしても活用できる
このように言い換えることでお客様に便益(ベネフィット)がわかりやすくなり、
他社との差別化をすることができます。
④証拠となるお客様の声など掲載されている
皆さんが何か商品やサービスを利用する際、
ホームページに載っている購入者の声を参考にされたことはありませんか?
また、皆さんのホームページには、お客さんの声や推薦者の声は掲載されていますか?
もし掲載されてればどのくらいの数が掲載されていますか?
商品やサービスを購入してくれたお客さんの声は非常に重要です。
なぜなら、その声があなたの商品やサービスの信頼性や信憑性を高めてくれるからです。
もっとわかりやすく例えれば、
初対面の方から「私はとても信用できる人間です」と言われた場合、
あなたはその人の言葉を信用しますか?
普通だと逆に怪しみませんか?
では、その方の知人や友人10人が「あの人はとても信用できる人ですよ」と評価したとしたらどうでしょう?
どちらの言葉が信用できるかと言えば、もちろん、10人が言ってくれる方が信頼できると感じませんか?
世の中の口コミと同じで自身でアピールするよりは第三者がアピールしてくれた方が信頼性や信憑性が増します。
その人間の心理面をホームページを作成する際にも活用します。
私のお客様の声を例に見てみましょう。
私が支援して喜んでくれたお客様の声ですが、
これを見ると私にコンサルを依頼すればどんな価値があるのか、明確になりませんか?
より効果を高めるポイントは、手書きでお客さんの声を集めることです。
パソコンの機会的な文字よりも、手書きの方が人の温かみが出ます。
何よりねつ造だと疑われません。(私のは本当にお客様の喜びの声ですよ(笑))
皆さんも今まで商品やサービスを購入してくれたお客様の声をどんどん集めて公開しましょう。
お客さんの声で大事なのは、質より量で、
どんな便益があるのか?をポイントです。
⑤代表者の写真やスタッフの写真、想いが掲載されている
最後の重要な要素、それは「代表者の写真やスタッフの写真を掲載する」ことです。
こうした写真が掲載されていないホームページが意外にも多いのですが、
絶対に写真を掲載した方が引き合いのあるホームページになります。
特にサービス業のホームページの場合は写真が必須です!!
簡単な理由ですが、ホームページ上に人の写真があると安心感を与えられるからです。
どのような人が担当なのか?
代表者はどんな人なのか?
対面で商品・サービスを紹介するわけではないですが、
インターネットでもビジネスの基本は人対人です。
会社の代表やスタッフなど、運営者側の顔が分からない中で購入するより、
相手が見えていた方が良いのは、これを読んでくれている方にも納得頂けるはずです。
より引き合いのあるページにするための工夫として、
写真を載せる際にその人のプロフィールや仕事に対する想いも添えて書くこともおすすめします。