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販売士3級1小売業の類型(第1章:流通における小売業の基本知識)

第1章 流通における小売業の基本知識

■第1節 小売業とは何か

小売業とは主として最終消費者、つまり一般消費者を直接対象にする販売業である
(「主として」とは年間販売額の半分以上を最終消費者に対して販売すること)

消費に対する価値観が「所有から利用」に転換
サービス経済化が進行

小売業は販売代理の機能と購買代理の機能がある
近年では購買代理の機能(消費者に代わってニーズを満たす)がより強く求められている

■第2節 日本の小売業の構造と変化

日本の流通構造の特徴
①零細性…従業員4人以下の零細小売店が店舗数全体の70%にのぼる
②過多性…国土面積あたり、人口当たりの店舗数が多い
③多段階性…W/R比率(卸売りの売上高に占める小売りの売上高の割合)が高い

最近は店舗数が減少し、大型店への集中度が高まってきている
各種商品小売業以外の業種は商店数が減少している

■第3節 流通機構における小売業の役割

流通とは生産と消費をリンクさせることである

生産と消費の基本的ギャップとして人格的、時間的、場所的ギャップがある
人格的ギャップ…生産者と消費者が違う
時間的ギャップ…生産されるときと消費されるときが違う
場所的ギャップ…生産地と消費地が違う

流通の付加価値はこれらのギャップを埋めることである

基本的ギャップが拡大すると情報的、数量的、質的ギャップも拡大する
情報的ギャップ…生産者は何を生産しているのか、消費者はどこにいるのか等の情報
数量的ギャップ…生産者は大量生産するが消費者は少量しか消費しない
質的ギャップ…生産に質的バラツキがあるが消費者は特定水準の質だけ求める場合等

ギャップを埋めるための流通機能
①売買・取引/価格形成機能
所有権を移転する、それと同時に価格が決まる
②保管・貯蔵機能
  生産時から消費時まで保管する
③輸送機能
生産地から消費地へ輸送する
④情報伝達機能
  生産者と消費者の情報を伝達する
⑤収集・分割機能
収集したロットサイズを大きくしたり、小さくしたりする
⑥標準化・等級づけ機能
  質的ギャップを埋めるため、標準化・等級づけを行う
⑦品揃え機能
  消費に見合う品ぞろえを調整し、準備する
⑧リスク負担・保険機能
  リスクを負担し保険をかける、また異なる流通段階にリスクを分散させる
⑨金融機能
  仕入れや販売活動において資本調達や信用供与を行う

■第4節 小売業と国際化

小売業はグローバル化してきている

高級ブランドの輸入や開発輸入(小売業が日本の消費者向けに海外で委託生産して販売する)が活発化している

欧米で生まれた小売業
①スーパーセンター
  ディスカウントストアにスーパーマーケットを合体させたもの
②会員制ホールセールクラブ
  会員制の現金卸と小売りを併行する店舗形態
③キャッシュ&キャリー
会員制で業務用の食品、非食品を現金で販売する卸売業
④ネイバーフッド・マーケット
  小商圏のスーパーマーケット
⑤ハード・ディスカウントストア
小さい店舗で高回転の加工食品を主体に品目を絞り込み、超安値で販売する
⑥アウトレットストア
  正規の店舗で販売できないブランド品を処分するために開設した店舗
⑦オフプライスストア
  有名ブランド品などを幅広く仕入れて、市価の3~5割引で販売する小売形態

  この記事を書いた人

中野 雅公
中野 雅公中野IT活用診断士事務所 代表
京都で生まれ京都で育つ。
自営業をしていた両親のお店が廃業したことをきっかけに経営を学び、中小企業診断士の資格を取得後、独立。
売れ続けるネットショップ構築、SNSを活用した集客など売上アップを実現する攻めのIT活用とコスト削減、業務の効率化を実現する守りのIT活用で企業様への負担をかけることなく、業績アップを実現する専門家。
大阪産業創造館をはじめ、数多くの公的機関の専門家として活動中。
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